カメの思考

カメにはカメの思考があります。

教員の教育による小さな風はいつしか大きな風に。

2020年度採用の小学校教員試験の倍率が2.7倍と過去最低で、3倍を超えると人材の質を保てない危険水域であると日経新聞(2021.3.26)には書かれています。

 

35人学級の導入でさらに教員数を必要とするのにブラック職場とのイメージがはびこる。これと無縁ではないと思えるのが教員によるわいせつ行為が頻繁に起こっていることです。

 

教員という聖職者という肩書きに年端もいかない子たちより上位に立ったという階級制はその子らを預かる親たちに対しても上位にたつというスタンスになります。

 

そのため、中身が伴っていなくても、その心理的要素は強烈にプライドとして高まるがゆえに様々な思いが交錯する仕事なのではないかと思います。つまり、それだけ本来難しい仕事なのではないかということです。

 

話しを一旦別に変えますが、今のビジネスモデルは垂直統合から水平分業に変わってきています。簡単に言えば、垂直統合は一社で全てをおう統合したビジネスモデルで、水平分業は核となる部分は自社で行い、他の部分はスペシャリストに任せるビジネスモデルです。

 

教育もそのようにすべきなのではないでしょうか?

 

全てを担いすぎであることが教育の質の低下をまねき、その教員のもとで授業を受けたいと思わなくなります。ブラック残業に教員への心理的負担の解消は一体どこに向かうのでしょうか?

 

大学ではオンラインによる遠隔授業を活用するところが増えてきたようです。対面しなければわいせつは行えない、という単純なことてはなく、そういうことをする人を増やさない教育を出来ないのかと、改革の方向性に疑問視します。